岡崎市にある加藤薬局では、漢方薬を用い患者様のご希望を聞き、ひとりひとりにあったご提案をさせて頂いております

愛知県岡崎市の漢方薬局なら加藤薬局へ

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加藤ハリ灸室

当施療院は、もともと漢方薬を中心とした加藤薬局に隣設して25年前にスタートしました。

本来、漢方医学とは、漢方薬による治 療だけでなく、ツボを鍼や灸で刺激する「鍼灸」、ツボや経絡を手で押したり、さすったりする「あん摩」、骨盤のゆがみや背骨のズレを治す「整体」などを総 合的に用い、治療する医学のことを言います。
加藤ハリ灸室の内観

実際、患者さんに向き合うと漢方薬がとてもよく効く病気、はり灸・整体が適している病気、また西洋医学が劇的に効果を上げる病気という具合に、それぞれの治療法に特徴があることに気がつきます。


たとえば、細菌性の疾患には、ご存知のとおり抗生物質が著効を示します。しかし、抗生物質には長期連用することにより 耐性菌が生じてくることが問題になってきました。また、抗生物質は細菌だけでなく、腸内の常在菌も殺してしまうため、下痢や便秘の副作用もでることがわかっています。

そこで、いかに抗生物質の使用を少なく、効果を上げる方法はないかと漢方療法に目を向けると、細菌を直接殺さなくても、人の本来もつ免疫力を向上させ、間接的に細菌を殺す方法があります。これが、よく自然治癒力を高めるとか、体質改善するということばで表現されるものです。この点が、漢方療法の大きな特徴のひとつでもあります。


また更年期の際におこる、頭痛・めまい・肩こり・いらいら感などの自律神経の症状には、西洋医学では、一般に 女性ホルモンの補充療法を行います。とても効果がありますが、この場合には、ご承知のとおり、乳がんの発症リスクが高まります。

漢方療法であれば、芍薬の根・牡丹の木の皮・桃の種を配合した漢方薬を使用して改善していきます。そして、生理の周期ごとに 次第によくなっていきます。また、その際の肩こりなどの症状は、鍼灸療法でたちどころに取り去ることも可能です。


自動車が普及した社会の特徴かもしれませんが、頚椎症・椎間板ヘルニアなどの脊骨にかかわる疾患で悩まれる方が増えてきています。この場合、西洋医学での治療は、消炎鎮痛剤の貼り薬と内服薬・理学療法として頚椎や腰椎のけん引といった保存療法。さらには神経ブロック注射。それでも無効であれば、いよいよ外科的手術という具合に進んでいきます。

漢方療法なら、はりにより 背骨のすぐ横に走っている脊柱起立筋をゆるめて背骨にかかる負担を減らしてやります。さらに手技による頚椎・腰椎のけん引、無理に力を加えない整体により、椎間関節の可動域を広げ治していきます。そして、その人が頚椎症・椎間板ヘルニアをおこすに至った姿勢を矯正して、治ったあとも再発しにくい状態にしていきます。

このように漢方療法の特徴は、個人差を重視し、からだ全体の調和を図りながら 漢方薬・はり灸・整体を適切に用いて治すものと言えます。