梅雨時のころになりますと、日中のムシ暑さと早朝のすずしさといった温度差から、肩関節に違和感をおぼえる方が増えてきます。俗にいう五十肩です。原因は肩を構成する筋肉や腱の炎症とか、肩関節内にカルシュウムが浮遊するためと、肩関節内の骨頭の変形によると言われています。
しかしよくよくその人の姿勢をチェックしますと、姿勢に傾きがあることに気がつきます。
つまり、五十肩を発症する以前に、からだのバランスがくずれていることが根底にあるように思えます。そして、朝の冷えやクーラーの冷えがひきがねとなり、一方の肩に負炎症が生じ、肩の自由がきかなくなると考えられます。
漢方薬では、筋肉こコリをとり、からだの中から温める「葛根加朮附湯」を使います。
はり治療では、手のくすり指のツメの根元にあるツボに 小さなはり(皮内針)をします。